MRI検査を受けられる方へ

MRIとは、磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)を略して呼ばれています。 MRI検査は、他の放射線科検査と違い放射線を使いませんので被曝の心配はありません。
その代わりに大きな磁石と電波を使って体の内部情報を画像化して表示します。 1回の検査の中で何種類もの画像を撮影します。
MRI検査の原理
私たちの体(組織と臓器)には多くの水分(H2O)が含まれています。MRI装置は、水を構成する 水素原子に磁石と電波を使って水素原子の位置を解析し、撮像した体の部分の画像を作ります。MRIの特徴として、撮影中は大きな音を伴います。これは、装置内部の磁石のスイッチが高速に切り替わるために装置が振動しカンカン・ビービーといった音が出るのです。


MRI撮影
検査により時間は異なります。頭の検査で約10分。その他は20分から30分掛るものもございます。
また、検査中様々な音が発生します。検査時はヘッドフォンをお渡しいたします。
MRI検査の注意事項
MRI検査室内は強力な磁場が発生していますので、検査の受けられない方や室内に持ち込めないものがあります。
検査が受けられない方
次の方は検査が受けられません。
- 心臓ペースメーカーや人工内耳を体内に装着している方
- 人工関節などの金属が埋め込まれて3か月が経過していない方
- 妊娠初期(およそ16週未満)の方
検査が受けられない可能性がある方
次の方は検査が受けられないことがあるため、あらかじめ担当者にお知らせください。
- 脳動脈クリップやチューブ、人工関節などの金属が埋め込まれている方。
- 以前に外科手術を受けたことがある方
- 妊娠されている可能性がある方(尿検査で妊娠の有無を判定します)
- 狭いところが苦手(閉所恐怖症)な方
- 刺青のある方
取り外していただくもの
次の物は故障や検査に影響することがありますので、検査前に必ず取り外しておいてください。
- 金属類:携帯電話、時計、ヘアピン、カギ、メガネ、アクセサリー類 など
- 磁気カード:キャッシュカード、クレジットカード、定期券 など
- その他:補聴器、義歯、カイロ、エレキバン、ベルト、金属のある下着、アイメイク など
検査中の注意事項
- 検査中は体を動かさないようにお願いします。動いてしまうときれいに画像が撮れないことがあります。
- 途中で気分が悪くなったりした場合は、あらかじめブザーをお渡ししますのでお知らせください。