ご挨拶
皆さまは、リハビリテーションというとどのようなものを想像しますか?
「リハビリテーション=マッサージや運動」と思う方も多いようですが、本来の意味を簡単に言うと「より良い生活に戻ること」です。元の身体機能への回復が不十分であっても、他の動作方法や道具を利用した方法で出来るよう練習するなど、どのように日常生活が送れるようになるのかを考えることが大切と考えております。
また、リハビリテーションは「してもらう」ではなく「する」ことが大切で、それをサポートするのが我々セラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)です。
皆さまの「したい」を「できる」に、「できる」を「している」に変えることができれば本望です。
ここは救急病院ですが、地域の皆さまが救急にかからないようにするために「予防」していくこともリハビリテーションの役割の一つであり、地域での体操指導なども進んで取り組んでいきたいと考えております。
皆さまからのご意見やご要望なども踏まえ取り組んで参りますので、日常生活が少しでも快適になったと感じて頂けると幸いです。
リハビリテーション科 主任
理学療法士
石井 啓介
診療内容と特長
- 入院リハビリテーション
各診療科と連携をとりながら、発症及び術後早期からリハビリテーションを開始しています。①心大血管疾患 ➁脳血管疾患 ➂運動器疾患 ④呼吸器疾患 ⑤廃用症候群の5分野全てのリハビリテーション基準を満たしています。リハビリテーション室だけでなく病室や集中治療室でも急性期からリハビリテーションを実施し早期回復を目指します。 - 外来リハビリテーション
在宅生活を送りながら通院可能な方に対して提供するリハビリテーションです。マシンによる最大筋力測定や身体機能・運動能力評価を行い、その人に適したプログラムを提供いたします。サルコペニアなどの身体機能低下が進行しないよう予防的な介入もしております。また、入退院後のリハビリテーションや介護保険の導入なども支援いたします。 - 訪問リハビリテーション
ふじみの救急訪問看護ステーションと連携し、訪問リハビリテーション(ご自宅や施設にリハビリスタッフが伺うリハビリテーション)にも対応しております。患者さんのお身体の状態や後遺症の程度に合ったリハビリテーション計画をたて、日常生活における動作の練習、趣味活動のサポートなど、「あなたらしい」生活が継続できるようにさまざまなお手伝いをしています。
リハビリテーションをご希望の方は医師の診察が必要となります。
外来リハビリテーションをご希望の場合はリハビリテーション科、訪問リハビリテーションはふじみの救急訪問看護ステーションにお問い合わせください。 - リハビリテーション科お問い合わせ
月曜日~土曜日 8:30~17:30 TEL:090-8028-6326
チーム医療
リハビリテーションカンファレンスや科内勉強会を定期的に開催し、より良いリハビリテーションを提供できるよう取り組んでいます。
町の保健室
地域の皆様がご自由に参加していただける健康教室を開催し「町の保健室」として講演活動を行っています。参加された方の悩み相談なども対応しておりますのでお気軽にご参加ください。
スタッフプロフィール
- 保有資格一覧
運動器認定理学療法士 / 脊髄障害認定理学療法士 / 地域理学療法認定理学療法士 / 介護予防認定理学療法士 / 3学会合同呼吸療法認定士 / フレイル対策推進マネジャー / 地域包括ケア推進リーダー / 介護予防推進リーダー / がんリハビリテーション研修修了 / 日本救急医学会ICLSコース修了 / AHABLSヘルスケアプロバイダーコース修了 / 福祉住環境コーディネーター2級 / 心電図検定4級 - 所属学会
日本理学療法士協会 / 埼玉県理学療法士協会 / 日本運動器理学療法学会 / 日本神経理学療法学会 / 日本地域理学療法学会 / 日本予防理学療法学会 / 日本心臓リハビリテーション学会 / 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 / 日本徒手理学療法学会 / 日本シーティングコンサルタント協会 / 日本離床学会 / 日本心身健康科学会 - 学会発表
第12回 日本離床学会学術集会
リハビリテーション・ケア合同研究大会2022
第8回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会関東支部学術集会
令和5年6月現在